純米生酒のブログ

めまい持ちの精神障害者の体験談を発信していきます。

仕事が〜💻‼️

そんなこんなで、1時間に1回病棟を回るよう心がけ、フラフラになりながら病室に戻る毎日が続いた。

唯一の楽しみは、DAZNでのサッカー観戦だ。当たり前かもしれないが、病棟内にWi-Fiがつながっていて助かった。

しかし、私には入院後ずっと気になっていたことがあった。それは仕事のこと。毎月月初に社長を交えた役職者による各部門の1ヵ月の成果を報告しなければならないのであるが、部下からLINEが届き、購買関係の資料が作れない。と連絡が来た。仕方がないので、会社のパソコンを病室に届けてもらうようお願いする。コロナもあり家族以外面会謝絶のためパソコンは守衛に渡してもらい看護師さんが持ってきてくれた。そのパソコンを持ってきてくれたのがなんと社長であった。日曜日であったため快く持ってきてくれたらしい。当然電話はできないが、社長にLINEでお礼の言葉を述べる。

水曜日にある会議のための資料を作るため、月曜の朝に私とともに購買をやっている女性に欲しいデータを送ってもらうよう連絡する。

依頼した資料はすぐにメールで届いた。入院中で欲しい情報をプリントアウトできない為手書きで作ったし資料を見ながら、1ヵ月の購買に関わる結果をまとめてみる。パソコンを立ち上げデータをパソコンに入力し始めたところ、今までにないめまいが襲ってきた💦😱😱

仕事が〜‼️思うように出来ない😱😱

紙ベースで書いた資料をパソコンに入力するのだが、下を見たり、パソコンの画面を見たり、首を動かすとパソコンの画面がはっきり見えず気持ち悪くなってきた。普段なら10分でできる。1ページ目の資料が30分かけても作れない。

これはヤバいぞ‼️

資料作りを依頼してきた部下に、普段通りの資料が作れないかもしれない。と伝える。

部下は困りましたと言ってくる。私は消灯時間が過ぎてもパソコンに向かう。本当に自分でも情けないほど粗末な資料だ。悲しくなる。しかしこれが今の私の現状だ。めまいの状態からして部下には申し訳ないが、これで精一杯だと言うことを部下にメールで伝え資料を送る。それでもその資料を作るために二日間で15時間ほど費やした。

さらに追い打ちをかけるように、別の部署の上司からボーナス査定の資料を提出するよう言われた。通常は部下一人ひとりと面談し査定を行うのであるが、入院しておりどうしようもないので、こちらから各部下に対し資料を作成しメールで送る。今期はこんなところが良かった。こういったところを伸ばしてほしい。等前向きな言葉で表現し、部下からの回答を待った。その資料も会議の資料を作り終えた後に2日かけて、資料作成後、上司にメールにて資料を添付し報告した。

この1週間はパソコンと格闘しており、本当に辛い1週間だった。

会議の資料などを見た上司から年内は病気療養に当ててくれと言う連絡が来た。

ありがたい反面、仕事が滞らないか心配であった。それはコロナ禍により、購買部門は部品調達が困難な状況であったからである。

そんなこんなで、入院生活は2週間経っていた。

主治医よりそろそろ退院しましょう言われる。

正直、めまいは改善された感じが全くしない。

しかし、入院費等考えると自宅療養していた方が楽だと考え、退院をした。

退院した日は嬉しかった。病院食ばかり食べていたので、コンビニのメロンパンを買って食べたところ、涙が出るほどうまかった。

自宅に帰り、ほっとした自分がいた。愛猫と戯れる幸せを感じながら約2ヶ月の療養かぁ。と思いつつ、会社からの連絡に対しては相変わらずパソコンで資料を作成し送っていた。

復職へ向けて通院し、家事など自分で出来ることはやる事で少しはリハビリになると思い、毎日を過ごした。

そしてあっという間に年も開け出社する事になった。

地獄はこれから始まることを私は知らなかった。

 

次回へ続く。